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Bluetooth&Wi-Fiの規格と世代の一覧!最新の通信規格を使うべき理由

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ワイヤレスイヤホン、車のスマートキー、スマート家電は、10年以上前と比べて私たちの生活で使う頻度が増えて来ました。そして、パスキーの浸透でパソコンとスマホの通信など「ワイヤレス(無線)」なしには成り立ちません。

しかし、BluetoothやWi-Fiの製品を選ぶとき、「繋がればどれでも同じでしょ?」と思っていませんか?実は、規格の世代によって通信スピードだけでなく、「セキュリティの強さ」が天と地ほど違います。

今回は、それぞれの進化の歴史を一覧で整理し、なぜ私たちが新しい規格を選ばなければならないのか、その理由を解説します。

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Bluetooth規格の世代一覧

Bluetoothは当初、イヤホンやマウスなどの「近距離の機器同士を繋ぐ」ために開発されました。その後、省電力化(LE)が進み、IoTや位置情報ビジネスにまで用途が広がっています。現在(2026年)はバージョン6.2まで進化しています。

世代・バージョン登場(本格普及)主な特徴
進化のポイント
Bluetooth 1.0〜1.21999年〜初期の規格。接続が不安定で、ペアリングの失敗も多かった。
Bluetooth 2.0 / 2.12004年〜速度が最大3Mbpsに向上(EDR)。ペアリングが簡単かつ安全に(SSP)。
Bluetooth 3.02009年Wi-Fiを応用した高速データ転送(HS)に対応。
Bluetooth 4.0 / 4.22010年〜Bluetooth Low Energy(BLE)が登場。超省電力になり、スマートウォッチなどの基盤に。
Bluetooth 5.0〜5.42016年〜通信速度が2倍、距離が4倍に。1つのスマホから2つのイヤホンへ同時伝送(LE Audio)などが可能に。
Bluetooth 6.0〜6.22024年〜2026年最新世代。 センチメートル単位の超高精度な距離測定(Channel Sounding)や、超低遅延(HID)を実現。

Wi-Fi規格の世代一覧

Wi-Fiは、家やオフィス全体のインターネット接続を支える高速・大容量の通信規格です。昔は「802.11〜」という複雑な名前でしたが、現在は「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 7」のように分かりやすい世代名で呼ばれています。

世代名IEEE標準規格名登場(本格普及)主な特徴
進化のポイント
(第1世代〜第3世代)802.11a / b / g1999年〜2003年ワイヤレスLANの黎明期。速度は最大11Mbps〜54Mbps。
Wi-Fi 4802.11n2009年複数のアンテナ(MIMO)を使い、最大600Mbpsまで高速化。
Wi-Fi 5802.11ac2013年5GHz帯をメインに使い、ギガビット(1Gbps超)の世界へ。
Wi-Fi 6 / 6E802.11ax2019年〜2021年混雑に強い(OFDMA)。6Eでは新しく「6GHz帯」が解放。
Wi-Fi 7802.11be2024年現在の最高峰。 最大46Gbps。複数の電波を同時に束ねる「MLO」で超低遅延に。
Wi-Fi 8802.11bn2028年(予定)次世代規格。速度向上よりも、通信の「絶対的な安定性(超高信頼性:UHR)」を重視。

なぜ「世代交代」がセキュリティ向上に絶対必要なのか?

スピードや通信の安定性が注目されがちですが、通信規格が進化する最大の理由は「悪質なハッカー(サイバー攻撃)とのイタチごっこに勝つため」です。

古い規格を使い続けることが、なぜ危険なのかを解説します。

① Wi-Fiの場合:暗号化方式の「寿命」

Wi-Fiの電波は、空中を飛び交っているため、誰でもキャッチ出来てしまいます。そのため、データを「暗号化」して他人に読めないようにしています。

しかし、この暗号の鍵(暗号化方式)は、技術の進歩(PCの計算速度アップなど)によって、時間とともに破られてしまいます。

  • WEP(初期): 現在は数秒で解読されるため、絶対に使ってはいけません。
  • WPA2(Wi-Fi 4〜5時代): 長く主流でしたが、「KRACKs」という深刻な脆弱性(弱点)が見つかりました。
  • WPA3(Wi-Fi 6以降で必須): 現在の最高峰。パスワードがシンプルでも破られにくく、フリーWi-Fiでも他人に通信を覗き見されない強力な仕組み(SAEハンドシェイク)が導入されています。

つまり、 古いWi-Fiルーター(WPA2までしか対応していないもの)を使い続けるということは、「ピッキングの手口がネットに公開されている古い鍵」を家のドアに使い続けているのと同じ状態なのです。

② Bluetoothの場合:新機能に潜むリスクの撃退

Bluetoothは、イヤホンだけでなく「車のスマートキー」や「スマートホームの解錠」にも使われるようになりました。便利になった反面、犯罪者からも狙われやすくなっています。

  • リレーアタックの脅威: スマートキーが発する電波を特殊な機器で中継(リレー)し、離れた場所にある車を盗む手口が問題になっています。
  • 最新の防御策(Bluetooth 6.x): 最新のBluetooth 6.0や6.2では、「Channel Sounding(チャンネルサウンディング)」という機能が搭載されました。これは電波が届く「時間」や「電波の形(ひずみ)」を解析し、「中継された偽物の電波」かどうかをセンチメートル単位の精度で見破る技術です。

最新規格へのアップデートは、単に音質が良くなるだけでなく、「勝手に鍵を開けられるリスク」を防ぐための強力な盾になっているのです。

VPNを使っていれば、古いWi-FiやBluetoothでも安心?

① Wi-Fiの弱点に対しては「めちゃくちゃ効果がある」

VPNを使うと、スマホやPCからインターネットへ行くための「専用の暗号化されたトンネル」が作られます。

たとえ自宅やカフェのWi-Fiが古い規格(WPA2など)のままで、ハッカーが暗号を解読して電波を盗み見していたとしても、VPNのトンネル内を通るデータは完全に別の強力な暗号で保護されているため、中身を盗み見される心配がありません。

② Bluetoothの弱点に対しては「まったく効果がない」

ここが落とし穴なのですが、VPNはBluetoothのセキュリティ対策にはなりません。

VPNが守るのは、あくまで「Wi-Fiやモバイル回線(5G/4G)を通じてインターネットの世界へ流れていくデータ」だけです。

一方、Bluetoothのセキュリティ問題(先ほど挙げたスマートキーのリレーアタックや、イヤホンの乗っ取りなど)は、インターネットを経由しない「機器と機器の直接の電波のやり取り」の段階で発生します。VPNというトンネルの外側で起きる物理的な電波の攻撃であるため、VPNでは防ぎようがありません。

あなたのデバイスの「世代」をチェックしよう

通信規格の進化は、「より速く、より安全に」の歴史です。

どんなにスマホが最新でも、自宅のWi-Fiルーターが10年前の「Wi-Fi 4」のままだったり、安さだけで選んだBluetoothの古いガジェットを使っていたりすると、そこがセキュリティの「抜け穴」になってしまいます。

安全なデジタルライフを送るために、ぜひ一度、身の回りのワイヤレス機器の「世代」を見直してみてくださいね!

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