AndroidとiPhoneのそれぞれのOSバージョンには、セキュリティ的に危険性が高いものがあります。
一般的には、古いバージョンやサポートが終了したバージョンは、新しい脅威や脆弱性に対応できないため、危険性が高くなります。
そのため、メーカーからのサポートが終了したOSは危険性が高いということになります。
それでは具体的にどこまでのOSのバージョンが危険性が高いのでしょうか?
今回は、AndoridとiPhoneのバージョン毎にサポートやシェア率を比べてみます。
Android OSのサポートとシェア率
Android OS | サポートの有無 | DLできるアプリの量 | シェア |
---|---|---|---|
Android 4.4 KitKat | 終了 | ほぼなし | 0.3% |
Android 5.0 Lollipop | 終了 | やや少ない | 0.6% |
Android 6.0 Marshmallow | 終了 | やや少ない | 1.9% |
Android 7.0 Nougat | 終了 | 普通 | 7.0% |
Android 8.0 Oreo | 終了 | やや多い | 12.3% |
Android 9.0 Pie | 終了 | 多い | 17.7% |
Android 10 Q | あり | 豊富 | 34.5% |
Android 11 R | あり | 豊富 | 25.9% |
Android 12 S | あり | 豊富 | 未集計 |
Android 13 Tiramisu | 開発段階 | 開発段階 | 未集計 |
シェア率は2021年7月時点でのデータを引用(Wikipedia)。
Android OSはサポートを終了するごとにグーグルプレイストアからダウンロードできるアプリ数は少なくなる傾向にあります。
これはアプリ開発者が古いOSに対応するためのコストと労力が増えてることが原因です。
この一覧から考察すると、現役で使い続けられるOSのギリギリのラインはAndorid 7以降ということになります。
しかしながら、シェア率が7%と引くいことから今後のアプリ開発は減っていく傾向にあると考えられます。
基本的にAndroidスマホのOSのアップグレードは標準搭載のOSから数えて1〜2個までがほとんどです。
今後、Androidスマホを購入される場合は、Andorid 10以降を検討してみてください。
iPhone OSのサポートとシェア率
iPhone OS | サポートの有無 | DLできるアプリの量 | シェア |
---|---|---|---|
iOS 7.x | 終了 | ほぼなし | 0.05% |
iOS 8.x | 終了 | ほぼなし | 0.05% |
iOS 9.x | 終了 | ほぼなし | 0.04% |
iOS 10.x | 終了 | やや少ない | 1.74% |
iOS 11.x | 終了 | 普通 | 4.65% |
iOS 12.x | 終了 | 豊富 | 12.09% |
iOS 13.x | 終了 | 豊富 | 23.84% |
iOS 14.x | あり | 豊富 | 53.27% |
iOS 15.x | あり | 豊富 | 4.11% |
iOS 16.x | あり | 多い | 未集計 |
シェア率はMixpanelによって集計された2021年4月時点の結果です。
iPhoneはアップル社が開発しており他のメーカーは参入できないことからサポート期間は一律です。
Androidに比べてサポート期間は約3年ほどと長く設計されています。
また、Android OSはデバイス依存が大きい点に比べて、iOSはアップグレードできるiPhoneデバイスの範囲が多い点が異なります。
そのため、割と古いiPhoneでも最新のiOSの少し前まで使えたりします。
この一覧から考察すると、現役で使い続けられるiOSのギリギリのラインはiOS 11.x以降ということになります。
iPhone自体がブランド化されており、Androidに比べてサポートの寿命は高いです。
iOSはシステム内がブラックボックスとなっており、ウイルス等の感染はほぼありません。
しかしながら、フィッシング詐欺などのような偽サイトでユーザーが誤認することで個人情報を抜き取られる可能性があります。
このような詐欺に遭わないためにもセキュリティーが向上している最新のiOSへアップグレードしましょう。
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